2022年8月に読んだ本5冊を振り返り、タイトルと内容を備忘録として書いていきます。
1 2, ファスト&スロー 上下
サブタイトルをつけるなら、「人の判断なんてそんなもん」。
内容について
脳はどのように判断をするのかを、行動経済学のダニエル・カーネマンが優しく説いた本書。経験したもの見たものが全ての直感「ファスト」と熟考して最終的な判断をする論理「スロー」の2つの機能について、様々な論文や彼の実体験などを交えて解説しています。
発見ポイント
専門家や医者でさえも、自分の実体験や直感に基づいて判断することが多く、統計的な数字の意味と矛盾することがあります。専門家でも過信しすぎるのは危険であることがわかりました。企業の業績向上に対して経営者を過大評価しすぎな現代人に読んでほしい本です。脳が欲するストーリーと現実は違うということが理解できました。
感想
優しいといえど、正直長くて難しかったですが、なんとか読み終えました。彼の本は不思議で、難しいと思っていたのに、読み終わるともっと読みたくなります。ですので、次は彼の作品のNOISE 上 組織はなぜ判断を誤るのか?を読もうと思います。
3, 鴨川食堂もてなし
シリーズ7作目にして、ついに大道寺茜が登場!
内容について
「食探します。」の広告から始まる一話完結の物語です。毎回、鴨川食堂の父と娘がいろんな依頼人の食を探すことで、依頼人の人生に温かく感動的な時間と気持ちを届けます。ストーリーだけでなく、食べ物の描写もさすがです。食べたことなくてもどんどんイメージできちゃいます。
嬉しいポイント
鴨川食堂シリーズに毎回名前だけ登場する「料理春秋」の編集長である大道寺茜が登場します!ファンなら茜の存在は気になって、スピンオフでサイドストーリーオブ茜みたいな茜について知れる話を作って欲しいと願ってました。
感想
シリーズも7までいくと安定の内容です。安心して聞けます。それでも飽きずにまた感動します。もうシリーズもあと少しのため、読み終えるときに悲しくなってきます。
4, バナナの魅力を100文字で伝えてください
簡単そうに思えて、いざアウトプットすると難しい。手元に置いて何度も見返す1冊。
内容について
編集者である垣内尚文さんがとってもわかりやすく魅力的なライティング術を書いている本書。普通の文章やタイトルを中身は変えずに、このように変えると良いというような内容です。仕事でもブログでもSNSでも、何かを発信するのに役立ちそうです。
印象的なポイント
【フリとオチ】
慶應に合格→偏差値〇〇から現役で慶應に合格
【ファクトとメンタル】
吉野家のキャッチコピー
はやい(ファクト)、うまい(メンタル)、やすい(ファクト)。
ニトリのキャッチコピー お、(メンタル)ねだん以上。、ニトリ(ファクト)。
感想
読者の立場からすると「わかる〜ほんとだ〜」となる文章をわかりやすい例とともに書いてくれます。料理やスポーツと同じで、理解はできても、実践となると難しくて、なんども見返します。面白くてあっという間に読んでしまいました。
5, 億を稼ぐ積み上げ力
継続は力なり。思うに、続ける力も才能のひとつです。
内容について
SEOで有名なマナブさんの本。今までの苦労や失敗があっても続ける力と行動力とマインドについて書かれています。俯瞰で自分を見ていて、素直にあのときのアレはいらない、あのことが後々良かったなどが描いてあります。
印象的なポイント
朝起きて〇〇をする!ただコレだけと本の最初にあります。皆それがしんどくて苦労するのに、それができた秘訣はなくて、もう根性論に近いです。ユーチューブで淡々と話しているマナブの姿からは想像できないほどの粘り強さを持っているんだなと印象に残りました。天才だろうが凡人だろうがコツコツとやるのみです。
感想
私はマナブさんのブログとユーチューブを見てますので、もはや彼の信者として本を楽しめました。信者といっても彼の有料コンテンツには手を出していません。いずれ私のレベルが追いついたら買おうと考えています。
最後に
8月はファスト&スローにすごく時間がかかりました。 いつもよりあまり読めなかったですが、触れる情報量の多さはいつもの月と変わらないくらい充実していたように思います。最後までお読みくださりありがとうございました!